筒美京平の世界 <増補新訂版>

これは、稀有なヒット・メーカーである氏のシングル作品をデータベース化した書籍。ジャケ写入りなのでビジュアル的にも楽しく眺められます。

改めて気付かされるのはその膨大な曲数、JASRAC登録曲だけでも2,600以上あるそうです。シングルの発売日を追っていくと、ひと月に新作7〜8曲はザラで、多い時で10曲以上。このうえ編曲もこなし、加えてアルバム曲も書き上げ、なおかつクオリティをキープ・・・まさに超人!です。

そんな中、僕が特に好きなのが太田裕美の「九月の雨」と岩崎宏美の「想い出の樹の下で」。前者のサビの最高潮(September Rain〜)での供櫚垢了箸なや、Aメロ繰り返し前で効果的に挿入されるクラクション音、後者のさりげなく緻密な16beatサウンドは、"マイ・バイブル"と化しています。

この本で、両曲の発売が同じ年(1977年)であることや、編曲も氏自身であるという共通点も見つけ、思わず納得。「筒美京平ワールド」の絶頂期においては、何か霊感めいたものさえ感じてしまいます。

あなたにとってのベスト・オブ・ベストはどの曲でしょうか!?


GOLDEN☆BEST/太田裕美 コンプリート・シングル・コレクション



岩崎宏美 - GOLDEN☆BEST