小澤 conducts 世界の国歌

いよいよ間近に迫ったロンドン五輪、世界中の国歌が鳴り響くイベントでもあります。そこで、今回は71の国歌を集めたCDをご紹介、日頃じっくり聞く機会のない"作品"を、再認識する意味でも貴重です。

これを聴く前に思ったのは、「知っているのはアメリカぐらいかな?、アジアやアフリカ、南米諸国の国歌って、民族音階がワンサカでてくるんやろな〜」

ところがどっこい、71の国歌のほとんど全てが西洋音階で作られていて、"訛(なま)り"を感じない・・・。考えるに、現代まで他国の支配を受けていた国々が、独立後に国歌を制定したケースが多いからでしょうか?・・・。

それからすると、日本の「君が代」はやはり異色。レで始まりレで終わる(主音がレの)音階には独特の趣きがあります。



それとモンゴルの国歌・・・日本の伝統音楽にみられるヨナ抜き(ファとシの無い)音階で出来ていて、懐かしい感じが・・・。そう言えば、両国の国語の文法が似ているという話もあります。



日本とモンゴル・・・地理的には離れた国だけど、何か共通の"血"が流れているんでしょうかね?。最近の大相撲での席巻といい、遠くはジンギスカン伝説といい、どうも気になる今日この頃・・・です。

PS)
ビートルズの「愛こそはすべて(All You Need Is Love)」のイントロは、フランス国歌から引用されています。しかしまぁ〜、思い切ったことをするもんですね・・・。