何を今さら・・・と言われるかもしれませんが、ジョー・サンプルです。パーカー姿のこのジャケット、見覚えがあったのですが実は一度も聴いたことがなかった・・・(汗)。いつ聴くの?今でしょう!・・・ということでご拝聴。



ナイスですね〜、グルービーですね〜。クルセイダーズのサウンドは黒っぽくなるけれど、これはとってもヨーロピあ〜ん。リリカルで透き通ったサウンドが楽しめます。

というのもこのアルバム、アメリカ・カリフォルニア州にあるカーメル(Carmel)の心象を音楽にしたもの。旧メキシコ領でスペイン文化が息づくこの街は、周囲の美しい景観と芸術家が集まる独特の雰囲気で知られています。

タイトルナンバーで始まり、絵画、海岸通り、雨の日、日の出、霧の夜、美しい日々の数々・・・と曲は進みます。まさにカーメルの街を音楽で綴った、一冊の画集と言えるでしょう。

ドビュッシーが独特のモードと管弦楽で自然を描き出したように、ジョー・サンプルはジャズの書法とサウンドで情景を捕らえました。さながらフュージョン界の"印象派"・・・ですね。


ドビュッシー/交響詩<海> 他