先日、「Just the Two of Us」を聴いてから、誰の曲?と調べているうちに、このアルバムに辿り着きました。グローヴァー・ワシントンJr.(Sax)が1980年に発表したリーダー作です。

ソフィスティケート(Sophisticate)という表現は、このアルバムのためにあるのでは?と思うほどの"滑らかサウンド"ですが、それは、グローヴァーの資質や演奏スタイルによるところが大きいのかな?・・・と。

つまり、アンサンブル重視の音作りで、どんなに熱気を帯びたソロでもうるさくならない。加えて審美的というか、ワン・ノートの存在意義を突き詰めるタイプですね。これが「スムース・ジャズの祖」と言われる所以でしょう。



一方、主役を補って余りあるのは、マーカス・ミラーのベース。トリッキーなフレージングに十八番のスラップ奏法、オブリガードや甘美なグリッサンド・・・と、波風を立てる役を一手に引き受けている感があります。

他にバックを固めているのは、エリック・ゲイル(Gt)、リチャード・ティー(Key)、スティーブ・ガッド(Dr)、ラルフ・マクドナルド(Perc)など。残念なことに、グローヴァーを始め、エリック、リチャード、ラルフも鬼籍に入ってしまいました。

このアルバムからシングル・カットされ大ヒットした「Just the Two of Us」(Vo:ビル・ウィザース)も、そんな彼らへの鎮魂歌(レクイエム)のように聴こえてなりません・・・合掌。

PS)こちらのアルバム(ラブ・ソングをテーマにしたベスト盤)もオススメです。


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