マイケル・ジャクソンが1979年に発表した「Off The Wall」は、ビッグ・アーティストへの登竜門となったアルバムです。クインシー・ジョーンズがプロデュースを手掛け、以降「Thriller」「Bad」へと快進撃が続きました・・・。

「Rock With You」はこのアルバムからのシングルカット曲で、ロッド・テンパートンの作詞作曲。他の作品に、アルバムのタイトル・ナンバーとなった「Off The Wall」や「Thriller」もあり、マイケル・サウンドの中核を担っていたことがわかります。

Off the wall - Michael Jackson

そんなロッドの作風は、"シックに漂う"フィーリング。特にキャッチャーなメロディーは無いけれど、ビートの"うねり"で聴かせてしまうところでしょうか。ベース・リフの中に音楽を閉じ込めておいて、それを徐々に解放していく手法には鮮やかなものがあります。

マイケル以外では、パティ・オースティン&ジェイムス・イングラムに提供された「あまねく愛に(原題:Baby Come To Me)」が特徴的。

Baby Come To Me - Patti Austin & James Ingram

この渋〜い曲がビルボード・チャートNo.1(1983年2月)になったのは、米国TVドラマの挿入歌として使われた事が大きいようです。確かに一度聴いただけでは印象が薄いけれど、何度も耳に入るうちに虜(とりこ)にされる・・・不思議な魅力がありますね。

ところで、これを歌ったパティとジェイムスも、クインシー・ジョーンズの秘蔵っ子として重用されました。80年代の洋楽シーンにおいて、クインシー×ロッドの"結束"は特段の成果を生んだと言えるでしょう。

PS)
「あまねく愛に」は、以下のアルバムにそれぞれ収録されています。