とあることから流れ着いて、ユージニア・ラグーン(Evgenia Laguna)という歌手を知りました。この方のキャリアは良くわかりませんが、クラシック曲を現代風にアレンジした動画が多数アップされていて出色の出来。今回はYoutubeの楽曲から3点をご紹介します。

ドヴォルザーク作曲 "母が教えてくれた歌"



この楽曲の原曲は、ドヴォルザーク作曲の「母が教えてくれた歌(Songs My Mother Taught Me) 〜 ジプシー歌曲集 作品55 第4曲」。叙情的で郷愁を誘うオリジナルの雰囲気を、見事にスペイシーな未来的音響に変換しています。



原曲の演奏(唄:Benjamin Izmajlov)と聞き比べてみるとわかりますが、ユーロ・ビート風のアレンジが独特の浮遊感を醸し出していますね。コード進行も巧みで、このサウンドの仕掛人というかプロデューサーの存在が気になるところ。高音部がよく伸びるユージニアのヴォーカルもサウンドに上手く溶け込んでいます。
 

ロドリーゴ作曲 アランフェス協奏曲 第2楽章より



これはロドリーゴ作曲"アランフェス協奏曲"のカバーで、以前に書いた"アランフェスより愛をこめて〜アンドレア・ボチェッリ&カリスマ"や、"ホセ・カレーラス/アランフェスより愛をこめて"と聞き比べてみるのも面白いかも。スペイン情緒というよりはクールでドラマチックな装いで、とても聴き応えがあります。

ボロディン作曲 "ダッタン人の踊り" 〜「イーゴリ公」第2幕より


最後はボロディン作曲の「ダッタン人の踊り」ですが、このアレンジがまた素晴らしい。



いずれも、クラシック作品を21世紀に再構築するとこうにもなるのか!・・・と興味深くなりました。当流のジャンルでは"クラシカル・クロスオーバー"に入るのでしょうが、ユニークな存在で今後も注目していきたいアーティストです。