この歌は、人類の音楽史上極めて重要な作品かもしれません・・・。冒頭から仰々しくなりましたが、一体これはどういうことでしょうか?

今までの歌は、当然のことながら人間が唄い、それが大衆に受容されてきました。ところがこの「千本桜」の原曲は、ボーカロイド(人工歌手)が唄い、ネット上で広まったもの。そして、それを人間が"逆カバー"するという珍現象こそが、先ほどの理由です。

元は、「黒うさ」という作者が「初音ミク」(ボーカロイドの歌声の一種)を使って仕上げた楽曲。その後、別の歌声を使った"ボーカロイド・カバー"が登場し、”リアル・シンガー"(人間によるカバー)が続いて、この「和楽器バンド」のバージョンへと至ります。

日本人の作者が、ボーカロイドという日本の先進技術を使って、独自の"和"を表現する・・・。ある意味これは、クール・ジャパンの象徴なのかもしれませんね。

千本桜 作詞:黒うさ