ロバート・パーマーが1986年に放った全米No.1ヒット「恋におぼれて(Addicted To Love)」です。ロバート・パーマーと言えば、ジョン・テイラーらと結成した"パワー・ステーション"が有名ですが、これはユニット脱退後に発表したソロ・アルバム「Riptide」からのシングル・カット。



野太い声にフェイクやファルセットを交えた歌唱は、他に類を見ないものがあります。ビッグ・ヒットでありながら、男性アーティストから目立ったカバーが無いのは、オリジナルが醸し出す独特の威圧感からでしょうか?。

一方、女性アーティストのカバーでは、ティナ・ターナーのバージョンが秀逸。実際のところ、ロバートの圧倒的なパフォーマンスに対抗できるのは、ティナぐらいしか思い浮かばなかったのですが、案の定やってくれていました。



最初は、低めの音域からかなり抑えた歌い方。しかし2:35あたりから、ティナの"ソウルフル・シャウト"が炸裂します。が、これほどのフル・スロットルでも、オリジナルのボルテージには一歩及ばず・・・という感じか?。



余談ですが、恋におぼれて (Addicted To Love)は、当初、ロバート・パーマーとチャカ・カーンのデュエットで録音されたそうです。しかし、レコード会社から許諾されなかったため、チャカのボーカルは削除されたとのこと。あわ良くば、このバージョンも聴いてみたいところ。

ですが、ロバートは2003年に心臓発作により54歳で死去。このデュエットは永遠にお蔵入りなのでしょうか?。ロバート・パーマーには円熟の境地をもっと聴かせて欲しかったものです・・・合掌。