ついにSMAPが解散しました。何のサプライズもなく、きわめてあっさりと28年のグループ活動に終止符を打った訳ですが、残されたSMAPファンのやるせない思いは、心中察するに余りあります。これ程までにファンを無視した国民的アイドルの解散は、果たして許されて良いものかと・・・?

解散に至る過程でいろんな事があったにせよ、最悪の結末になったことに対してまず事務所がファンに謝罪するのが筋だと思うんですが・・・。SMAPはジャニーズ事務所が取り扱っている生の商品であり、圧倒的な売れ筋にもかかわらず「本日限りで販売終了」と言っているようなものでしょう。

しかし今のところ公式会見は無く、ジャニーズ事務所のマネジメントやガバナンスはどうなっているんだ?と思いますね。解散の責任を個々のメンバーに押し付けているようにも見えますし・・・。まずは企業の原理原則に基づいた適切な対応を望みたいところです。



さて、今回はSMAPがミレニアムの前後に放ったメガヒット曲(いわゆる3大ヒット)を取り上げ、その音楽的業績を振り返ってみたいと思います。尚、埋め込んだYoutube映像は、他のアーティストによるカバーであることをご了承下さい。(とは言ってもクリソツ、いやそれ以上かも?)

まずは、2003年に発表された「世界に一つだけの花」から。


SMAPの楽曲中唯一のトリプル・ミリオン(売上300万枚超)で、国内の歴代シングルチャートでも第3位(2017年1月現在)の曲。当初はアルバム収録曲に過ぎなかったのですが、草剛主演のドラマ主題歌に抜擢されてから人気が上りシングルカットされました。作詞作曲は槇原敬之。


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次は2000年に発表された「らいおんハート」。作詞:野島伸司/作曲:小森田実で、SMAPの楽曲にはなかったシットリ感が醸成された楽曲。売上150万枚超。ちなみに小森田はSMAPの「SHAKE」や「ダイナマイト」等の"アゲアゲ路線"も作曲しており、その多様な作風には驚かされます。


最後は1998年発表の「夜空ノムコウ」。僕はスガシカオの作詞作曲だと思っていたのですが、スガシカオは作詞のみで作曲は川村結花。曲先のメロディーに後から詩を付ける際の苦労話が、ウィキペディアに掲載されています。売上160万枚超。


こうやって3曲を聴いてみると、歌の深みやテーマの普遍性において突出した存在であることに気付きます。特に「世界に一つだけの花」は、もはや美空ひばりの「川の流れのように」や谷村新司の「昴」のような、日本人の心に深く根付いた国民的ソングであると言えましょう。



さて、今後SMAPの再結成はあるのでしょうか・・・?。担当マネージャーを失った"事件"や所属事務所内のゴタゴタ、さらにメンバー間の不和など様々な問題があるでしょうが、僕は是非再結成して全員でこの3曲を歌い上げて欲しいと思います。

何故なら、SMAPには歌の世界を体現して貰いたいから。確かにSMAPってNo.1になったかもしれないけど、まだOnly 1とは言えないじゃないかな・・・と。5人が表現するミドルなそしてシニアな芸風を切り拓いてこそ、Only 1な存在だと思うのです。

ハードルは高いかもしれないけれど、らいおんハートの様な勁い心で乗り越えて欲しいし、今は暗闇かもしれないけれど、夜空の向こうに明日が待っていることを見せつけて欲しい。その暁に、この3曲はより説得力を持った不朽の輝きを放つことになるのでしょう・・・。

頑張れ、SMAP!


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